腕時計の生みの親は、戦争? その1



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その昔、まだ携帯用の時計が登場したばかりの頃、それは懐中時計であったということは、ご存知かと思います。リスト・ウォッチもあるにはありましたが、それは女性用の、いわばブレスレット時計ばかりで、貴婦人のお洒落目的で作られ、精度や実用性はきわめて低かったようです。

男性が街で立ち止まって懐に忍ばせてある懐中時計を取り出し、時間を確認する・・・片手には、きっとステッキがあり、シルクハットをかぶっている。その姿は、高貴な身分の紳士であることをアピールする絶好のアイテムだったともいえるかもしれません。
現在でも懐中時計は存在しますが、腕時計が主流なのはいうまでもないですよね。
さて、どんなきっかけで、携帯する時計のメインストリームは懐中時計から腕時計へと変わっていったのでしょうか?

それは「戦争」であったという説が有力です。戦争が大規模に展開されるようになると、軍隊も肥大化し、戦場で遂行される作戦もより緻密なものになっていきました。当然、部隊間、果てはチーム内、個々での細かな連携が必須になり、厳密な時間管理をする必要が生まれました。

そこで兵士個々のレベルで時計を持たなくてはならなくなった、といわれています。しかし、銃弾が飛び交う戦場で、ポケットから懐中時計を取り出して時間を確認するのは、ちょっとしたアクションが必要になります。もしかしたらそのわずかなアクションのために命を落とすことになるかもしれません。

その点、リスト・ウォッチなら、ちら、と横目で見れば、銃を構えたままでも時間が確認できます。ミリタリーに興味のある方なら、この説は聞いたことがあるかもしれません。私もこの説は正しいのではないかと考えています。

長くなってしまいましたので次回もこのお題で書いてみたいと思います。

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