第二の故郷、香港



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私にとって香港はいわば第二の故郷――。いや、自分が生まれた本当の故郷より好きかも・・・なんて、ちょっと不謹慎でしょうか。香港は私が初めて時計作りに出会い、目覚め、時計作りにのめりこんでいった、きっかけの街です。

しかし、そういった時計のことは別としても、香港は今でも大好きです。
当時(もう30年ほど前ですが)、たびたび仕事で訪れていたのは香港もそうですが、シンガポールもよく行っていました。シンガポールは清潔で、美しくて嫌いではなかったのですが、僕にとってはやはり香港のほうがずっと魅力的でした。

お世辞にも清潔とはいえませんが、なんというか、“混沌(カオス)”とでもいうのか、さまざまな要素が混然一体となってる感じで、めちゃくちゃなルールが、不思議な均衡を生んで、人々の欲望や絶望が危ういところで保たれている感じが魅力的でした。

また、そんな香港のなかでも私が大好きで、たびたび訪れていたのが『九龍城』。当時の九龍城はまるで廃墟のようで、これまた当時の香港によくマッチしていました。
僕がもっとも好きなSF映画は『ブレード・ランナー』なのですが、ヴィジュアル的に当時の香港をたとえると『ブレード・ランナー』の冒頭シーンを思い出させました。そしてそんな混沌渦巻く香港の街に浸っていると、とても幸せな気分にさせてくれたものです。きっとそんな思い出たちが第二の故郷とまで感じさせてくれるのでしょうね。

そして、香港というこの小さなコスモポリタンが日本、スイスに続いて世界第3位の時計生産国になった理由は、諸説ありますが、それはまた別の機会に語るとしましょう。

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