腕時計の基本的な形について



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • SumoMe
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今日は腕時計の「形」についてお話したいと思います。腕時計本体のフォルムです。

腕時計の形状には、たくさんのバリエーションがあるのは云うまでもありませんが、基本的な形として、昔から良く作られてきたフォルムがあり、ちょっと強引な云い方をすれば、その基本的な形状をベースに様々な形が生まれていると云ってもいいかもしれません。

腕時計の形で圧倒的に多いのは、云うまでもなく、丸型です。なぜこの形が多いのかは当然といえば当然かもしれません。なぜなら、最初に作られたのはもちろんアナログの時計だからでしょう。

ラウンド

針で時刻を表示するわけですから、当然時計文字盤を中心として針が丸を描いて回転する。ですから、丸型の文字盤が見易くなり、本体ケースの形状も丸型になるのは必然でしょうね。

それから角型の時計もお馴染みです。真四角とか長四角があります。わりと長四角は多く見られますね。私ももちろん角型の時計は製作してます。文字盤の面積に比べると、針はあまり長く出来ないのが少々難点でしょうか。真4角はスクエア、長4角はレクタングラーなんて呼ばれます。カルティエの時計とか有名ですよね。

四角長4角

私が好きな形に8角型があります。オクタゴンと呼ばれる形で、アンティーク時計にも時々あります

八画

トノー型と呼ばれる形も良く見かける形状です。スイスの高級時計のフランク・ミューラーもこの形を得意としてます。とても象徴的な形状で、どことなくレトロな印象を受けます。

トノー

クッションと呼ばれる形も中々魅力的な形状です。古いアンティークや最近でも良く見かけるスタイルです。

クッション

それからオーバルと呼ばれる縦長の円形の時計も時々見受けられます。私も作っていますが、なんとなく女性っぽい柔らかな印象を感じます。

オーバル

わりと珍しいのは、トノー型とはちょっと違ってサイドがストレートになっているコルム型と呼ばれる形状の時計もあります。ダニエル・ロートというやはりスイスの高級時計メーカーの時計にこの形状のものが多く観られます。

コルム

とまあ、ざっと時計の形状を急ぎ足でたどりましたが、時計の形はまだまだたくさんの形状がありますが、そのほとんどは、上記の形状のバリエーションともいえます。ただ、時計の形の印象は、例えば同じ丸型でもそのバンドの付け根の太さや、もちろんバンドの幅をどれくらいにするかで、まったく違う印象になってしまいます。

下記の図は同じ直径の丸型の時計ですが、バンドの太さや付け根の太さ、その形状でもだいぶ印象が違ってきますよね。たったこれだけでもまったく別のモデルになってしまうのですね。

丸バリエーション

さらに時計の外周から文字盤(フロントレンズ)までの距離によっても印象が違ってくる。つまり時計の本体部の肉厚に関係してくるわけで、これによってもまったく違う印象を与えます。

丸バリエーション2

時計本体はこのほか、本体自体の厚さなどによっても印象が変わってきます。また、フロントレンズにカーブしている丸みのあるものを使うか、フラットなものを使うかでもだいぶデザインイメージが違ってきます。

つまり時計本体のデザインは、無数と云ってよいほどの組み合わせやバリエーションの中からセレクトしているわけですよね。先述の基本デザインから派生するデザインは、無限と云っても良いかもしれません。

時計と歴史カテゴリの最新記事

時計のしくみカテゴリの最新記事

時計の種類カテゴリの最新記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。