香港コピー時計事情



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コピー製品って、買ったことあるって方、いらっしゃいますか?いわゆるブランドの偽商品です。

もちろん作るのも売るのも犯罪だけど、そうだと知っていて買うのも同様なんですよ。買ったことがあるかどうかはともかく、売られているのを見たことのある方は少なくないでしょう。

バッグやアクセサリー、そして時計のコピー製品もあります。困ったもんです。

私が以前よく香港に云っていた頃、頻繁に眼にしました。

香港に行かれたことのある方はご存知でしょうけど、モングコックというエリアに夜間に多くの出店が出展しているナイトマーケットがあります。モングコック・フリーマーケットとか「泥棒市」なんて呼ばれることもあります。

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ここは生活必需品ぽいものから、時計やおもちゃ、衣類、雑貨類、その他さまざまなモノが売られている。いつも活気があって、観光客ばかりでなく、地元の方々もたくさん徘徊していて、かなり夜遅くまで営業しています。

日本で云えば、毎日縁日の出店で賑わっている感じ。なんとなくわくわくする感じがいい。

私はこのナイトマーケットが大好きで、以前よく香港に出張していた頃は、時間があれば頻繁にここに行っていた。何を買うわけでも無いんだけど、香港の人々の活力が感じられ、なんとなく元気になる感じが好きでしたね。

真夏の時期なんかは湿気もあってかなり暑いんですけど、かき氷を食べたり、冷たい飲み物を片手に歩き回ったり、とても楽しかった。

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実はこのマーケットで、コピー品を売っている連中をよく見ました。ほとんどは、現物は店先には無く、アルバムみたいなものが開いてあって、そこに写真でコピー品が載っている。

私はやっぱり時計が気になるので、ちょっと足を止めて写真を観ていると、片言の日本語で「ハイ、コピー、コピー、安いよ安い・・・」なんて話しかけてくる。現物を見たいというと、ちょっと離れたところから持ってきて見せてくれる。価格は当時で大体五千円から一万円くらいで、誰もが知っているような有名ブランドの時計が中心だ。

私はもちろん、時計の仕事をしている関係もあり、実際に買ったことはない。だけど、売っている人は面白い人が多く、こちらが買わないと分かっても飲み物を持ってきてくれたりして楽しく会話していた事もたびたびあった。

偽物を売っているんだから、もちろんかなり怪しい連中だろうけど、私にはあまり悪人という感じには思えなかった。けっこう気のいい輩ってな印象だった、なんて云うと不謹慎かな・・・。

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ところで、コピー品を売る不謹慎な連中も、大まかに分けると2種類いる。まず、「これは偽者だよ」と云って偽者を売る連中。私がナイトマーケットで遭遇した人々はこの種だ。つまり買う人々はこれは偽物と分かって買っている。有名ブランド品が五千円で買えるわけないって、買う方だってもちろん分かっている。

私が思うに、こういったコピー品を売る連中にはそれほどの罪はないのかもしれない、って感じる。買う方にもコピー品だと云って売っているわけ。まァ、とは云え犯罪は犯罪だ。やはり立派な違法行為であることは云うまでもありません。念のため。

さて、私が思うに非常に悪質なのは「これは本物だ」と云って偽物を売る連中。この場合の製品はもうちょっと本物らしく精工に出来ていて、価格も「それなりの」値段で売るらしい。この場合、買わされた客は本当に被害者ですよね。

いずれにしろコピー品を売ることは犯罪で、どんな売り方だろうが、やってはいけないことなのは当然です。真似されるブランド・メーカーも、とても頭が痛い問題でしょう。こういった有名ブランドの会社も偽物対策に相当な予算を費やしているようです。

かくいう私の時計のデザインも、だいぶコピーされたことがあります。

こんなコピー品業者を見るにつけ、つくづく思います。これだけの活力と情熱を、なぜ自分のデザインや個性的な製品を製作することに使わないのか、と・・・。

 

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