なぜ腕時計なのか? その3



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“なぜ腕時計なのか?”というお題での書き込んできましたが、今回でとりあえず終わりにします。では、さっそく――。

私は腕時計というものが、それを着用する方の想像をはるかに超える大きな影響力と波動を与えている、と固く信じています。
さて、これまでにお話しするなかで登場した「良い時計」とは、いったいどんなどんな時計なのでしょうか。その人の収入状態や、志向、ライフスタイルなどなどによって様々でしょうし、価格が高ければいいとは必ずしもいえないでしょう。

あまりに無理をして買い求めた高額な腕時計は、その人に予期せぬ悔恨とストレスを与えることになるかもしれません。とても難しい問題ですが、あんまり考え過ぎても選択を狂わせるかもしれません。直感的に気に入った時計に出会い、それを買い求める経済的余裕があれば買って、身に着ける、それで良いのかもしれません・・・。

少なくとも私にとって、私の時計を着用していただいた方々が、良い瞬間と、累積された良き時間を過ごしている、ということが最大の願いであり、私が時計を作り続ける意義であり、使命とすら思っています。忙しくて時間に追われ、なんとなくイライラしているとき、時間を確認するため私の時計を見た瞬間、思わずニヤッとしてしまたり、フッと微笑ましい気分になる・・・それが私にとって理想の時計です。

私の時計を愛用してくれているあるユーザーさんが、こんなことをいって下さったことがあります。「この時計をしていると、なんだか元気になるんですよ」と。私にとって最高の賛辞であり、この上ない喜びです。ちょっぴり大げさにいうなら、この30年間続けてきた苦労が歓喜に変わった瞬間といってもいいです。

「良き時間とは、良き瞬間の積み重ねである」

そして良き瞬間を積み重ねてもらうために私は腕時計を作ることを選択したのかもしれません。

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