なぜ腕時計なのか? その1



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「なぜ腕時計なんですか?」という、きわめて大雑把でつかみどころのない質問を受けることがあります。つまりは、なぜ腕時計職人になったのですか? という文脈での質問だと思いますが、この仕事を始めたころ、特に理由を考えていたわけではありませんでした。ただ、やりたくて始めた、というしかありません。

そして、この仕事を始めた30年程前に現在の時計作りの技法や、イメージがあったわけでもありません。現在の姿は手探りで、あちこち彷徨いながら時計作りを続けてきた結果であり、まだ過程で発展途上まっただなかです。ゆえに、この先、私の時計がどのように変貌してゆくかも私自身にも分かりません。

ただ、今、腕時計を通していえることといえば、この30年もの間、私の時計を買い求めて下さったたくさんのユーザーさんとの触れ合いを通じ、私がなぜ時計を作るのか、その意義というか、少し大げさにいえば、使命のようなものを感じ始めている、ということでしょうか。

――なぜ腕時計なのか?

漠然としているがゆえに思った以上に考えさせられるお題なので次回に続けたいと思います。

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